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立体制作日記 【day6|完成】

さてさて、今日は朝からとても天気が良かったので作業がはかどりましたよぉ!
まずは複製したレジンにプライマー(白)を吹き付けます。オリジナルの時のプライマーは凹凸をハッキリさせるためにグレーを使用しましたが、こちらは、このあとの塗料の定着を良くする役割なので、目立たない白を使います。


プライマーはうっすらと吹き付けたのですぐに乾きます。
次はジェッソを塗ります。このときにあまり水を含ませずにスジが出る程度に平筆で塗ります。
これが木っぽい仕上がりのヒミツなんですね。


下塗りの作業をやっと終えました!!
それではお楽しみの色塗り作業です!!!
まずは肌の色合いを塗ります。


つぎは髪の毛と服の色をドライブラシしつつ塗ります。


詳細を描きこんでいきます。だいぶ完成を予想できるようになってきましたね。


さらに詳細を描きこんでいきます。これで色づけはほぼ終了です。


そしてペンキでスミイレをしたら完成です!!
下書きのオレンジ色の線画見えますが、水溶性の色鉛筆を使って下書きをしているので、塗った塗料が完全に乾いたら筆に水を含ませて軽くこすると下書きは見えなくなります。




お友達も作ってみました。
今回の形状は腕が無いデザインなので、この串団子のようなカタチからいろいろなアイデアを発想するところが楽しいです。




最後に仲良しな二人で記念撮影です。


これで立体制作は一応終了です・・・
なぜ一応なのか?
それは、次回のお楽しみ!
それではまた!

立体制作日記 【day5】

今日はレジンで複製したモノをクリーンナップするところからレポートです。
レジンで複製する際に、型のシリコンからレジンが取れにくくなるのを防ぐためにシリコンオイルを吹き付けます。
シリコンオイル無しでもできますが、シリコン型を長持ちさせるためには欠かせないものです。
ただ、このシリコンオイルが曲者で、塗料もはじいてしまいます。

なので、エンジンクリーナーや洗濯石鹸などで洗浄するのですが、私が今まで使った中ではこの「アサヒペンのワックスとり」です。中性ですので台所で作業もでき、油分が信じられないくらいにきれいに取れるので、今となってはコレ無しには複製は考えにくいほどです。


そうして、50個全て脱脂しました。台所スポンジで1つずつ洗ったのですが、手についていたレジンやシリコンオイルもきれいさっぱり取れています!(手肌が敏感な方にはお勧めしません)


左が複製したもの、中央がスケッチを切り抜いたもの、右がオリジナルです。


次回はいよいよ下地を塗ってから色づけです。
やっとお絵かき的な作業に入れます!
それではまた!

立体制作日記 【day4】

またまたしばらく時間が空いてしまいました。
でもやっと作業が進んだのでアップしますね!

今日はシリコンで型を作るところからレポートしますね。
型をとる前に、まずはオリジナル(原型)に合わせ目のラインを鉛筆で描き、そのあとに、この鉛筆の線まで粘土を詰めます。ちなみに枠は型どり専用のプラスチックブロックです。レゴよりも簡単にはずれるようにできています。


粘土詰め作業が終了したのでシリコンを流し込みます。
型の合わせがずれないようにするために、棒の先を粘土に押し付けてイボイボを作ります。
流し込むシリコンは、シリコン主液100グラムに対して1グラムの硬化剤を混ぜます。
流動性は1時間ほどで止まりますが、完全に固まるまでは24時間ほどかかります。


なので、お気づきかと思いますが、このように片面ずつシリコンの型をとるので、この時点で2日かかります。半分できたので、バリアコートというシリコンがくっつかなくなる液体をすでにできているシリコンに塗って、もう半分の型を作ります。


はい。やっと両方のシリコン型ができあがりました。なんだか嬉しいですねぇ。
このあとはひたすら複製作業です。


レジンを流し込んだところです。
今回のモデルは44gのレジンを流し込みます。
レジンのA液、B液の混合比率は1:1なので、それぞれ22gを手早く混ぜ合わせてシリコン型に流し込みます。このレジンは混合した状態で約80度まで発熱し、約5分ほどで硬化します。なので、かなり手際よく流し込まなければ間に合わなくなってしまいます。


ということで、今日は30個複製しました。今回は初回限定数を50個にしようと思っているので、残り20個複製しなければなりません。手際良く次々複製しても1時間に6~7個しか複製できないので、計算上3時間ほどかかりそうです…。


次回はクリーンナップと下地塗りの作業です。
お楽しみに!

立体制作日記 【day3】

ちょっと他の仕事が忙しくなり、立体制作が中断してしまいましたぁ・・・。
でも時間の合間を見つけてプライマーを塗布しました。
このプライマーもやはり車の修復用の物を使っています。繊細な表現には塗膜が厚いので不向きですが、このような単純形状の場合には、ラフな成型の凸凹を埋めてくれるので便利です。


充分にプライマーが乾燥したらサンディングです。最初は400番ぐらいですが、徐々に番数を上げて1000番ぐらいで研ぎます。これでほぼいい感じに仕上がりましたが、このあともう一度薄くプライマーの2度目を塗布して表面にほんの少しだけ凸凹をつけます。これにより表面がざらついた様な昔のコンピュータの表面のような質感になります。


今日はあまり天気が良くなかったので、2度目のプライマーの塗布はやめました。
湿度が高すぎる日に塗布するとスプレーの粒が大きくなってきれいに塗れないので、晴れ待ちです・・・。

次回は2度目のプライマーの塗布、そしてシリコンで型をとります。
ちなみにシリコンは高温で湿度の高いときに硬化スピードが上がるので、今日のようなムシムシした日が最高です。

立体制作日記 【day2】

今日は、ポリパテでバルサではなかなか表現し辛い部分を成型します。
使用したのは今回もHoltsの車のボディ修復用ポリパテです。
量が多くて硬化が早いのでスキです。


まずは分割されたパーツごとにポリパテでおおよその見当をつけて盛り上げます。数分で硬化するのであとはひたすたヤスリング!


ある程度形ができたら3つのパーツを瞬間接着剤で合体します。
やっぱり手作業だけなのでゆがみがたくさんあります。でも気にしない。
ポリパテで少しだけ修復しますが、手作りいいところだと思って余計に神経質になるのはやめます。


合体するとこんな感じになります。
そしてさらにポリパテを盛って形を整えます。
この時点で多少の凹凸や小さな穴などもありますが、このあと下地剤を塗ったときに修正するので現時点ではこれくらいでOKでしょう!


ここまでくると形がハッキリしてくるのでちょっぴり嬉しくなりますよね。
明日は晴れたらサフェーサ(下地剤)を吹き付ける予定です。
それではまた明日!

立体作品製作開始!

アングリードッグ以来、何かと時間に追われ立体制作をお休みしていましたが、やっと取り掛かることができました。
今回の作品はレジンで複製して色を塗ってバリエーションを作る予定です。
もちろん完成後にはオンラインストアで販売もする予定ですので、出来上がるまでは製作過程をお楽しみください。

【DAY 01】
まずはスケッチからはじめます。
今回は1つのシリコン型で一体成型(一発型)をする予定ですので、抜きやすい形にデザインします。
実はこれらのスケッチの前にもいろいろと描いていますが、次回に使いたいアイデアもあるので、今回はこのあたりのスケッチからお見せしますね!


塗りでバリエーションを作ろうと思っています。このスケッチでは耳をつけたらどうなるだろう・・・?
というテストもしています。この手のものなら、モデル毎に耳をつけたり腕をつけたりのオプションを作ってもいいのかも・・・。


最終的にこのモデルをベーシックモデルとしてデザインしてみることにしました。大きさは身長が約6センチぐらいです。


それでは、制作スタートです。
今回もコアにはバルサ材を使うことにしました。東急ハンズにあるバルサパック#5が使いやすくてお気に入りです。


瞬間接着剤でおおよその形に貼りあわせて、あとはひたすら削ります。
削りすぎたら切り取って貼ってが簡単にできるので大胆に作業ができます。
おおよそ2時間ほどかけてこんな感じになりました。


上面図が正円のように見えますが、楕円なんです。収納ケースを箱フレームに対応させたかったので、厚みを24ミリにしなければならず、その結果、円錐構造をあきらめて楕円を採用しました。平たく言うと少し正面からつぶした感じです。
次回は、足のパーツをもう少し調整して3つのパーツ(頭、体、足)を1つに繋げて、つなぎ目を滑らかにする作業をする予定です。お楽しみに!


 

Copyright(c) : Marty M. Ito and PaintMonster ArtStudio