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春米旅2009-DAY01


夕方から「LA MYTH 2009」の仕込みということで私も仕込から参加させていただくことになりました。

まず我々が普段やっている展覧会と全く考え方が違うのは、
キュレーターとコ・キュレーターがいて、彼らがコレクションの展示の方法や展示するしないを決めるということ。

たとえ友達の作品でも今回のコレクションのレベルではないと判断した場合には飾らないという選択をします。また、彼らが作品の並びなどの決定権があり、ドアから客が入ったときの視線の誘導もすべてコーディネートします。

また、参加者は基本的にエントリーフィーが必要ありません。そのかわり設定売価の50%を会場に支払います。また参加者はボランティアスタッフとして会場設営に参加するので、全員が仕込みに来るわけではなく、基本的にはキュレーターが声をかけた仲間で設営します。

したがって、ひとりの作家が数点出品した場合は、キュレーターが壁の雰囲気や色合いなどを考えて展示場所を選ぶので、作品はいろいろな場所に展示されることになります。

光栄なことに私のスケートボードに描いた作品は今回の展示会の導入ポイント(一番最初に目にする場所)に展示してもらうことになりました!!

そして展示に関することでもうひとつ。仕込みの日程を1週間ほどとってあります。
というのも壁の装飾やペイントなども自分たちでデザインするので、それくらいの時間が必要なるんです。作品をぶら下げる前に既に巨大な壁画が出来上がっているようでした。

キュレーターのAaronさんは巨大なタコのぬいぐるみをその場で作っています。会場装飾をやりながらなのでとても忙しそうでした。

道具も普段我々が使っている物と少し違ったりします。特に額の裏側の取付金具はいろいろな種類があり、とても便利な金具もいくつかみつけました。売っているらしいのでぜひ買って帰ろうと思います。壁に水平に作品を飾るために水平器を当たり前に使っているのを見て、「あぁそうだよねぇ!」と見てそういう道具があったことに気がつくなどものすごく勉強になります。

何よりも「キュレーターがコレクションしてショーを開催する」という基本的なことがものすごく普通に行われており、日本はどのようにアレンジすると良いかはまだ考えていませんが、いずれこれは真似をしたいなぁと思いました。
明日も夕方から仕込みなので会場入りします。明日は全ての絵を壁にかける予定で、それが終わったら柱の色塗りなどまだまだやることがたくさんあるようです。

そして初日の今日、早速グッドニュースが入ってきました。
仕込みの早い時間には内覧会のような時間があるのですが、
私の横長の「Who's Heavy」が本番前に予約されました。

また縦長の「I Love Orange Juice」も予約の電話ではないのですが、
価格の確認が来たので内覧会で話題になったようです。
土曜日のオープニングで全4作品に予約が入ればいいなぁ・・・。

ということで、外は大雨で寒いのですが、会場はものすごくホットな空間になっています!
明日も雨らしいので野外で活動は難しいので、LACMAでも行ってスケッチでもしてこようかと思っています。
それではまた明日!


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