いつも携帯している絵具のひとつに不透明絵具があります。
学生時代から使っているポスターカラーもその不透明絵具の仲間ですが、
メーカーや値段の違いによる仕上がりの違いはそれほど気にしていませんでした。
そのため、いつも使っている絵具はダイソーのポスターカラーです。
ですが、以前から感じていることが一つありました。
それは・・・乾燥するとひび割れがおきやすい。
通常絵具は顔料にアラビアゴムなどの増粘剤が混ぜられて作られています。
このアラビアゴムなどの増粘剤の配合率が低いとナチュラルな発色はしますが紙にしっかりと色が乗らなくなります。
そしてひび割れもおきやすくなるわけです。
▲青以外はダイソーのポスターカラー。
私の場合、描いた後にラッカースプレーでコーティングをしてしまうので
ダイソーのポスターカラーで不自由を感じたことがありません。
しかし携帯するとなるとひび割れてしまうと少々厄介です。
そこで、ニッカーのポスターカラー復活剤というものを使ってみました。
▲成分はわかりませんが、少し粘りのある多少黄色い液体です。
固くなった絵具の上に2~3滴ずつたらしました。
約1時間ほど待ってみました。
▲ニッカーのポスターカラーはすごく使いやすいやわらかさになりました。
しかしながら・・・
▲ダイソーのポスターカラーはガンコでした。
ということで、おそらくアラビアゴムを軟化する成分がこの液体には配合されていると思われます。
なのでニッカーのポスターカラーは
非常に使いやすいやわらかさになりました。
1月にカリフォルニアでこの絵具セットを使った時には、
本当にカチカチに硬化してしまい、
溶かしながら使うのが大変でした。
が、これでダイソーのポスターカラーを上手く使う方法がわかりました。
「硬化する前にアラビアゴムと軟化剤を少し混ぜておく」
という方法です。これによりひび割れはなくなると思われます。
ニッカーやターナーなどのちゃんとしたポスターカラーには無い
きれいな色の青がダイソーポスターカラーにはあります。
なので、今回の実験で思いついた方法を試してみることにします。
結果が出たらまたレポートしますね。
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