前回のPt.1では「仕上げにカッティングシートでグラフィックを入れて…」と考えていたのですが、完成した板を毎日眺めているうちに、どうしても視線が止まる場所がありました。
それは――小さな穴。いや、正確には“何かを取り付けていた痕跡”のような穴です。おそらく、以前のオーナーがデッキフックを付けていたのでしょう。
この穴がどうにも気になる!せっかくリメイクするなら、ここもきれいに整えたい。ということで、急遽リペア作業に突入しました。
まずはエポキシ樹脂を使って穴をしっかり埋め、さらにすり減ってしまったテール部分を“モリモリ”に盛り付けて補強。ここで形状をしっかり整えるのがポイントです。
硬化後はサンダーで丁寧に研磨。凹凸がなくなるまで平滑に仕上げることで、見た目も手触りも新品同様に近づけます。削る音と手に伝わる振動が、なんとも心地よい瞬間。
最後に、デッキテープの穴をC砂とボンドで補修。これで目立たなくなり、全体のバランスも整いました。
こうして、オリジナルの形状にかなり近づいた板が完成!
「ただ直す」だけじゃなく、愛着を深める作業になったのが今回の面白いところ。次回は、いよいよグラフィックの仕上げに入ります。お楽しみに!