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スケッチブック

いつも私のブログを見てくれている数名の方からほぼ同じ時期に「スケッチブックについての質問」がありました。
・・・ということで、私の使っているスケッチブックを紹介します。

Moleskine
世界中にファンを持つ老舗的な手帳メーカー。
最近はフランス語読みの流れのためかメーカーでも「モレスキン」と呼べ!と言っていますが、出会った時からモールスキンなんで今更変えられません。(PUMA=プーマもそうですが・・・)
映画の小道具としても良く使われていますが、やはりインディージョーンズの手帳と言えば誰でも知っているでしょう!!
このモールスキンにはユーザーのスタイルに合わせて多くのプロフェッショナル向けのバージョンが用意されています。
私が主に使っているのはその中の3種類です。

[POCKET PLAIN REPORTER NOTEBOOK]


いつも必ず携帯しているフリップ型の無地の手帳です。
紙は薄いのですが比較的根性があるので、ゴリゴリ描いています。



ただし裏写りは気になるので「UNI PROCKEY」や「青墨ぺんてる筆」で描くと裏写りもせず快適で美しく描くことができます。
なにか気に入ったラベルやステッカー、包装などなど何でも貼り付けています。
私のネタ帳というわけですね。毎日使っているのでいつの間にか冊数が増えています。
使い切る時の快感はとてもいいですよ!!

[POCKET WATERCOLOUR NOTEBOOK]


SketchCrawlの時には欠かせない1冊。
軽量で高品質の水彩紙がセットされている2年前に発売されたモデル。
ミシン目が入っているので描いた後に切り離すことも可能ですが、私には余計なお世話のような気がします。



他のモールスキンは基本的に濡れにくくできているのに対してこの水彩紙を採用したモデルはとても吸水性が良く、水彩の美しい色合いを再現できます。
このモデルが出る前のモデルは水彩をはじいてしまうので、台所洗剤(界面活性剤が入っているので)を塗ってから水彩で着色したりしていました。

[LARGE SQUARED NOTEBOOK]


仕事の打ち合わせ。イベントでの会場図面やアイデアスケッチ。
トゥーンのイメージコンテなどなど何でも帳としてhttp://www.blogger.com/post-create.g?blogID=7472446630725851608使っています。



5ミリ方眼が文字を書くにも図面を書くにも便利で、一度使い始めたらやめられません。
ちなみに写真に載っている小さなアヒルくんが付いているブックエンドは分度器ドットコムで購入しました。モールスキンのラージサイズにピッタリです。

Canson
Cansonと言えば紙が有名ですが、今回はスケッチブックです。
アメリカでクラシックモデルと言えばこの黒いハードカバーのスケッチブックです。多くのアーティストが使っているこのタイプのスケッチブックは、アメリカの画材店ならどこでも売っています。



サイズは10.5x13.5(インチ)のものが最も多く使われていますが、私は雑誌のAB版に近いサイズの8.5x11(インチ)のものを愛用しています。最近は日本でも少しずつ売られているようですが、実は普通のスパイラルワイヤーのスケッチブックよりもコストパフォーマンスが良かったりします。何よりも枚数を気にせずモリモリ描けるのがいいです。



特にCol-Eraceとの相性はすごく良く、私はこの組み合わせでキャラクターデザインやコンセプトドローイングをするのが好きです。



地下鉄の中で描けるサイズとしては上記の8.5x11(インチ)のものも開くと場所をとってしまうので通勤ドローイング用には5.5x8.5(インチ)のものを使っています。



このサイズなら周りに迷惑をかけずにモリモリ描けます。ちなみにこのサイズにはダイソーで売っていたお弁当箱バンドがちょうどいい開き止めバンドになります。



私はほとんどの着彩を水彩で行います。もちろん仕事でちゃんと描くときにはその場に合った画材を使いますが、普段描くときには固形水彩と水筆さえあれば色を付けれるのでペンなどはなるべく持ち歩かないようにしています。



ですが、水彩を使うと紙がボヨヨ~~~ンと膨れてしまうのでこのようになります。5.5x8.5(インチ)ならお弁当箱バンドでいいのですが、8.5x11(インチ)が問題です・・・。で、良いもの発見!A4サイズ対応のパソコンのソフトケースがピッタリです!アダプターを入れたりマウスを入れるためのポケットの付いているタhttp://www.blogger.com/post-create.g?blogID=7472446630725851608イプならそこに絵具やペン、鉛筆などを入れれるのでさらにいいです。

■Hand Book Journal Co.
どうやらインドのメーカーらしいのですが、紙が厚手で私のように2ページにまたがって描いたりするのにはとてもよいつくりをしています。通常のハードカバータイプのスケッチブックや本は10~20枚の紙を1つのグループに糸で束ねられますが、このスケッチブックの場合はそのグループ分けが細かいので見開きで2つのページにまたがって使う時には比較的2つのページ間の段差が無く、勢いをそのまま2つのページで描くことができます。



紙もCansonよりも吸水性が良く、Moleskineの水彩よりも目が細かめです。若干黄色い色が付いているのもちょっと嬉しかったりします。



最後にクラシックモデルのバリエーションとして・・・
■Cachet Wirebound Canvas Covered Sketchbooks
CachetもCanson同様にアメリカではポピュラーな紙のメーカーです。
流通チャンネルによりCachet製またはCanson製のスケッチブックが売られているようで、紙の色がより白っぽい(漂白されている)のがCachetのようです。
このメーカーでスケッチブックの表布をキャンバスにしているモデルがあります。



まだ数冊のスケッチブックの在庫を持っているのに買ってしまいました。
・・・というのも・・・・GaryBasemamはこのスケッチブックを愛用しているんです。
もちろん表布には彼のアクリル画が描かれていましたが・・・。
すごくカッコ良く見えたので私もやってみたくなり買ってしまったんです。
サイズは今私が通勤時用に使っているCansonの5.5x8.5(インチ)と同じサイズです。
う~~む。いつになったらこのスケッチブックに入れるのかなぁ・・・。

ということで以上が現在私が主に使っているスケッチブックです。
通常は1冊をマルチに使うのですが、私の場合は場所によりサイズを変えて使っています。この他にも友人からプレゼントされた革表紙のスケッチブックや和紙でできたスケッチブックなどが未だに使わずに保存されています。1冊使い終えるとまた1冊買うので常にスケッチブックの在庫は10冊ほどある状態です。

答えになっているかはわかりませんが、こんな感じです。
次回は・・・シャープナー(鉛筆削り)編をやろうかと思っています。

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[追記]
モールスキンにプリントアウトしたものを貼っている写真を追記しますね。
※写真をクリックすると少し大きめの写真を見れます。

私はレーザープリンタでプリントアウトしてドットライナーで貼り付けをしています。モールスキンにはドットライナーが最もマッチングが良いです。とくに厚手の紙のモデルである"スケッチブック"は他ののりではちゃんと付きません。


▲Windowsのフォルダー画面の表示を"縮小版"にしてそれをそのままスクリーンショットしたものをプリントアウトして張り付けると簡易ストーリーボードができます。


▲他のスケッチブックに描いていて、自分の参考にしたいものやPCで描いたものもプリントアウトして貼り付けておきます。


▲イラストやコミックを描くときに必要な写真やフォント見本も貼っておくと便利。特に書体はPCに入っている全ての書体ではなく、私の場合は"コミック書体"のみを選んで貼ってあります。


▲お菓子などのパッケージなどで気に入ったモノや参考になりそうなものがあったらすぐに貼っちゃいます。結構いい参考書になりますよ。


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