リキッドタイプ、固形タイプ、テープタイプなどの修正ツール(ホワイト)は多数売られていますが
今ひとつコレだ!というのが無く、面倒でもジェッソを使った方がきれいに隠蔽できるのでしばらく修正液の存在を忘れていました。いままで、ぺんてるの修正筆やセーラーのけしまるくんのレポートはしたことがありますが、その後にもテープタイプや固形タイプの修正ツールをいろいろ使ってみました。
結果から言うとやはりイマイチなのです・・・。
普段ドローイングをするときには耐水性インクのペンと水性インクのペン、そして油性インクのペンの3種類を一緒に使うことがよくあります。
なんとなく頭で考えると油性インク対応の修正液が万能のような気がしますが、実は水性インクで油性インク用の修正液を使うと修正箇所がかえって汚くなってしまいます。
おそらく隠ぺい力だけを比べると修正テープが一番効果的だと思いますが、修正後に描き加えることを考えると修正テープが万能とはいえません。
そこで一般的に売られているリキッドタイプの4種類の修正液を試すことにしました。
一番左は
プラチナ ミスノン
ロングセラーの修正液。ペンタイプとして発売されたものとしては歴史があります。
ペン先はPP樹脂を採用していて比較的軽いプッシュで修正液が出ます。
隠ぺい力は抜群で、水性・油性・耐水性のどのペンとの相性も良いです。
ただしドバッと修正液が出すぎてしまうのが残念なところ。
左から2番目は
セーラー けしまるくん
ボールペンタイプの修正液としては古い。ペン先に金属のボールを採用しているので紙の上でのすべりがとてもよい。隠ぺい力はミスノンよりは無いが、細かな修正をできるのと定規を使って罫線の修正をするときなどに威力を発揮する。液量が少なくなるとペンの軌跡がスジとなって現れるのが残念。
左から3番目は
ぺんてる 修正筆
昔からあるリキッドタイプの筆を使いやすくアレンジしたものがこの商品。
広い面から細かな修正が可能で修正箇所をぼかせるのが特徴。
水性インクの修正には使えないのが残念。
ダイソー 修正液
一昔前のフォルム。ボトルに修正液が入っていて筆で修正をするタイプ。
ただし、この商品は、けしまるくんのような金属のボールペンタイプの修正ツールとしても使えるツインタイプ。筆は広い面、ボールペンは細かな場所を修正できる。水性・油性・耐水性どのインクにも対応している。
これらの修正ツールの修正結果を見てみましょう。
半分から上は呉竹の筆ペン(顔料耐水インク)
半分から下はぺんてるの筆ペン(染料インク)
[クリックで拡大します]
この結果でお気づきかと思いますが・・・。
なんと、ダイソーの修正液が最も優秀なんです。
隠ぺい力もこの商品が今回の4つのツールの中ではいち番良い結果が出ました。
ただし、修正後に水性インクで描いたときには少々乾くまでに時間を要するので注意が必要です。
そして使いやすさという面ではこのダイソーの修正液が便利ですが、やはり隠ぺい力と再描画のしやすさときれいな仕上がりという面ではジェッソが一番です。
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